本願寺第25代専如御門主 伝灯奉告法要記念 安楽寺第1団体参拝旅行記 平成28年11月18日~21日 4日目

第四日目(11月21日)

朝市の入口にある「あさいち交番」

最終日は、ホテルをチェックアウト後すぐに「輪島朝市」へ向かいました。朝食をしっかり食べたにもかかわらず、干し柿など食べながら朝市を歩く参加者や、地元のおばあちゃん達が自分で収穫し干したお魚の干物などをお土産に買ったり、思い思いに楽しみました。ここには是非ともお連れしたいと考えていたので、とても喜んでくださって、本当に良かったです。他にも、お寺でいつもお世話になっている「輪島塗本舗うるし屋」さんに立ち寄り、皆さん、お箸やアクセサリーなどをお土産で買っておられました。輪島も、特にお土産屋さんで置いているうるし塗りのものは海外製も増えてきており、現地の方から、「ちゃんとしたとこで買ったほうが良いよ。」と言われておりましたので、「うるし屋」さんで安心してお買い物することが出来ました。

元気な能登のおばあちゃん

朝市を後にし、「キリコ会館」を見学致しました。キリコとは大きな奉燈で、能登の祭において、氏子たちがかつぎ、豊作を祈願するそうです。大きなものではビルの4階に達するそうです。

キリコ会館を後にし、向かったのは、「白米の千枚田」と呼ばれる大田園です。昔はもっと大きなスペースだったようですが、だんだん畑を守る方も少なくなり、規模も小さくなったようです。現在はオーナー制を用い、全国各地にオーナーがあり、あの小泉純一郎元首相もオーナーのお一人だそうです。

「白米の千枚田」

みんなでパチリ

日本海をバックに全員でパチリ

「白米の千枚田」を後にし、次に向かったのは「上時国家」です。今から800年ほど前に、平清盛の義弟の平大納言時忠が、源平の合戦で平家が滅亡した際に、特例の計らいで能登に配流となりました。その子である「時国」は、近隣の村々を統治し、現在第25代当主投手が守っているお屋敷を見学致しました。

長い坂でした

上時国家

詳しいご説明をいただきました

お庭です。「心」という字を池の姿であらわしているそうです

お風呂です。この白い布は「風呂敷」というそうです。

当寺は神仏一体のお仏壇でした。大変珍しいものです。

皆さん、熱心に説明を聞いていらっしゃいました

ここまで、かなりのハイペースで観光地を訪れておりますので、お腹が減るんですやっぱり・・・。

「庄屋の館」という茅葺き屋根のお店で昼食をいただきました。

茅を守るために、薪をたいており、煙が凄かったです。(入口だけ煙たくて、お部屋は大丈夫でした。)

美味しい昼食でした

昼食後訪れたのは、NHKの朝の連続ドラマ「まれ」で皆さんもご覧になったと思います、「すず塩田村」です。塩田の歴史や能登の美味しいお塩をお土産に購入したり、楽しく時間を過ごしました。能登のお塩も「まれ」の影響と不作で昨年は中々手に入れることが困難だったそうです。この度も、小さい袋、お一人3個までということで、貴重なお塩を、皆さんお土産として買っておられました。

「すず塩田」

冷たい冷たい海風が吹く中、皆さん熱心に説明を聞いておられました

「すず塩田村」を後にし、いわゆる「裏能登」の観光地もあと二箇所となりました。「スカイバード」と呼ばれる新しい観光地に行きました。

断崖から突き出た展望デッキに、皆さん、乙女のように「キャーキャー」言いながら楽しんでおられました。天気が良くて最高でした!

「スカイバード」

おそるおそる先端に近づきます

皆さん笑顔でハイポーズ!

高いところが苦手な方は、行くのは無理かも知れないですね~ でも絶景でした!

こどものようにはしゃぎ、「スカイバード」を後にしました。さあいよいよ最後の観光地である「見附島」へ向かいました。

「見附島」は別名「軍艦島」と呼ばれ、その姿が海を疾走する軍艦の様に見えるそうです。

ご覧の通り、軍艦島と呼ばれる所以が伝わる姿をしておりました。普段は海鳥が身体を休める島らしいですが、その異様な姿を見に、様々な地方から観光に来られるそうです。でもとにかく風が強かった~。

「見附島」を後にし、能登空港へ向かいました。いよいよ能登半島とお別れ、そしてこの度の団体参拝が終了いたします。詳細にご説明下さったバスガイドさん、安全運転に努めてくれたドライバーさん、そして細かいご配慮をいただいた添乗員さん、そしてなんと言ってもこの度ご参加下さった皆様と、お別れするのが名残惜しく、センチメンタルな気分になりました。

能登空港を飛び立ち、羽田で乗り換え、新千歳空港に無事着陸できたのが、午後8時30分でした。お寺に到着し、皆さんそれぞれお家へお戻りになられました。

三泊四日のあっという間の旅でありましたが、寝食を共にすると絆が深まります。今あらためて、「本当に良い旅であったなあ。」と感じさせていただいております。また、来春、第2団体参拝旅行を開催いたしますが、是非とも多くのご参加の下、新しい御門主様の誕生をご一緒にお祝いさせていただき、寝食を共にして、同じ浄土真宗の門徒として、絆を深めさせていただきたいと念願いたします。

この度は、ご参加いただき誠に有難うございました!!

合 掌

(報告者 住職)

この記事が掲載されている寺報やすらぎ