宗祖親鸞聖人報恩講(2) 平成28年9月5日

初逮夜法要

 一昨年から、初逮夜法要で、ご法中(出勤下さるお寺さん)の皆さん、門信徒を代表し、総代さん、婦人会会長、そして坊守、若坊守に親鸞聖人の御影前に蝋燭の光、お花、お香、仏飯を順にお供え頂く伝供(てんぐ)という作法を用いて報恩講の一番最初のご法要をお勤めさせていただきました。

「献灯」

総代の山根さん、持本さんにお光りをお供え頂きました

相焼香の眞願寺様をはじめ、
ご法中の皆様にお手伝いいただきました

「献華」

坊守、若坊守にお花をお供え頂きました

「献香」

総代の粟井さんにお香をお供え頂きました

「献供」

そして仏教婦人会会長竹内さんに大仏飯をお供え頂きました

初逮夜から多くのご参詣をいただきました。有難うございました!

 初逮夜法要は、福住 福住寺御住職様に御導師をお勤めいただきました。依用作法は「十二礼作法」でありました。
 上供というお作法を用い、御本尊阿弥陀如来様の御前に御仏飯をお供えいただき、登礼盤いただきました。

御本尊お荘厳

御導師 福住 福住寺御住職様

上供をされる御導師

初逮夜法要

今年度当山門信徒物故者追悼法要

 引き続き、この一年間で往生の素懐を遂げられました方々を偲びて、「今年度当山門信徒物故者追悼法要」を当寺住職導師のもとお勤めさせていただきました。当寺とご縁が出来た新たなご門徒様にとっては、はじめての大きなご法要となります。
 ご遺族の皆様には、参詣者を代表し、お焼香をいただきました。大切な方との悲しいお別れのご縁を通して気づかせていただいた大切なこと一つひとつを確認されながらおまいりいただいたことでございます。全てのご遺族の写真を撮りきれませんでしたが、多くの方々に御参詣、御焼香を賜りました。有り難うございました。

 今年の布教使様は、島根県大田市 西臨寺御住職 荒本由未先生にご出向いただきました。ご出向いただくのは3年ぶりであり、多くの門信徒の皆様が待望されていたご縁でありました。
 三日間にわたり親鸞聖人のお徳を偲びながら、浄土真宗のみ教えをやさしく解説いただきました。先生の分かりやすいおとりつぎを門信徒の皆様、大変喜んでおられました。また、良く通る大きなお声ですので、特にお年を召されたご門徒が、「お話しが良く聞こえて、大変良いご縁でした。」と大変喜ばれておりました。真剣に、時に笑みを浮かべて聴聞される皆様のお姿を拝見し、あらためて良きご縁であったなあと感じさせていただいたことでありました。

布教使 荒本 由未 師
(島根市 西臨寺御住職)

ご法中担当の婦人会の皆様もご接待の合間に、廊下で御聴聞されておりました

第一初夜法要

 午後5時に、夕食となるおとき(カレーライス)を皆さんとご一緒に頂戴しました。今日一日大変長時間のプログラムでしたが、皆様に一息ついていただきました。
 午後6時より第1初夜のお勤めをさせていただきました。親鸞聖人がご自身のお手本としてインド、中国、日本の高僧の中から七人の方々を選び抜かれ「七高僧」と崇め敬われた方々がいらっしゃいます。その中の中国の善導大師様  ほっと一息の世話人の梅原さんと総代の粟井さんがお作りになりました「往生礼讃 日没偈」を毎年ご門徒の皆様とご一緒にお勤めさせていただきました。メロディアスな声明ではじめて読まれる方には難しいかと思いますが皆さん本を手に一生懸命ご一緒にお勤め下さいました。

ほっと一息の世話人の梅原さんと総代の粟井さん

御導師 富山県妙宗寺長岡俊紀師

第一初夜法要

皆さん一生懸命に読んでくださいました

 終了後ご法話を一席頂戴し初日のプログラムを終了致しました。

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