「やすらぎ」第28号発刊にあたり

安楽寺住職 横湯 誓之

慈光照護の下、門信徒の皆様におかれましてはご清祥にてお過ごしのこと大慶に存じ上げます。又、日頃より当寺護寺発展の為に並々ならぬご尽力を頂いていること、重ねて御礼申し上げます。

さて、昨年の8月以来になりますが、寺報「やすらぎ」第28号、門信徒の皆様のお手元へお送りさせて頂きました。

早いもので、春のお彼岸をお迎え致します。お彼岸とは、此の岸(このきし)と書いて私達が生かされているこの迷いの世界を此岸(しがん)と言います。その此岸から、先だって逝かれた大切な方々がいらっしゃる世界、彼の岸(かのきし)と書いて彼岸(ひがん)といいますが、此岸から彼岸を見つめる、その彼岸とは、「到彼岸(とうひがん)」の略で、「迷いの世界から悟りの世界へ到る」という意味になります。

春秋のお彼岸は年間の中でも一番過ごしやすい季節でありますが、これは本来、仏道修行の為に設けられた期間であります。何かに付け、自分に甘えてしまう私達です。夏には暑い暑いとつい怠け、冬は寒い寒いと怠けてしまう私達・・・。せめて季節の良い過ごしやすい時期にしっかりと修行をしようではないかという昔の方々の知恵であるといえましょう。

私達浄土真宗の門徒には、自分の力によって悟りを得る修行はありませんが、古来からのこの期間に、この私を悟りの世界へ到らしめてくださる仏様のお徳を讃嘆し、先逝かれた方々のご縁によって気づかされた大切なことを一つひとつ確認をしていく、その為にしっかりと御聴聞(お寺でご法話を聞かせて頂くこと)させて頂くという大事なご縁として頂戴してきたのであります。

お墓詣りも大切な仏縁ですが、決してあの世に行った先祖を供養する為だけではありません。浄土真宗ではそれは大きな間違いです。あの世という迷いの世界ではなく、真実の悟りの世界へ到る道しるべをお残し下さったことと知って頂きたいと思うことでございます。たくさんのご参詣をお待ちしております。

さて、私事、門信徒の皆様には大変お待たせ致しましたが、やっと結婚することとなりました。後輩や有縁の僧侶の結婚に関わるお手伝いはたくさんお勤めさせて頂いておりましたが、自分のこととなったら、何から手を付けたら良いのか分からず、戸惑いの日々を送っております。1月25日に総代さんを中心に後輩の僧侶仲間、婦人会から若干名の選抜をさせて頂き、「安楽寺慶事委員会」を組織させて頂き、準備を進めさせて頂いております。

門信徒の皆様には、おそらく、本年、7月25日(日)の披露宴のご案内になろうことと思います。詳細が決まり次第、小宴のご案内をさせて頂きますので、ご出席の程、よろしくお願い致します。

合 掌

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