読みもの

お浄土へ導いてくださるのは誰? …引導を渡す?

葬儀の司会進行は、近頃ではほとんど葬儀社の方がするようになり、決まり文句を交えながら実に手際よく式を進めます。

しかし、そうした使い慣れた言葉が必ずしも実際の葬儀の内容に合致しているとは限らず、特に浄土真宗の場合、ふさわしくない表現が少なくありません。

「お導師より引導を渡していただきます」という表現も、そんな1つです。この“引導”とは「死者をお浄土などの悟りの世界に引き導く」という意味で使われ、導師がそれを行うと受け取られているようです。

確かに他宗では死者に法語・願文(がんもん)を与えたり、喝(かつ)を入れたりする儀式があり、葬儀の重要なポイントになっているのですが、浄土真宗ではそうした“引導”の儀式・作法は一切ありません(式の前に導師が三帰依文を唱えながら剃刀(かみそり)を当てるのは「おかみそり」という仏教徒になるための儀式です)。

と言うのも、私たち凡夫をお浄土に引き導くはたらきのすべては、阿弥陀如来様の側にあるからなのです。人(導師)が人(死者)をお浄土に導く力は残念ながらありません。それだからこそ、またすべての人が如来様の救いのお目当てであると言えましょう。死を目の当たりにして悲しみにくれる私たちは、如来様のこうしたお救いの確かさ、ありがたさを深く味わわねばなりません。それが浄土真宗の葬儀の大切なところでもあります。

ところで“引導”とは元来、死者を対象とするのではなく、“生きている人”を仏道に引き導くことでした。したがって、すでに悟りの境地に達しておられる仏さま、もしくは菩薩ならばこそできるおはたらきと言えましょう。それが、死者に対する畏れもあり「迷わず成仏してくれ」との願いから、“死者”を対象に使われるようになったのではないかと思われます。
なお、“導師”という言葉ですが、浄土真宗ではあくまで法要・儀式を執行する上での指導的立場の人という意味です。

ポイント
導師(寺院住職)が死者に「引導を渡し」たり「浄土へ導く」のではない。
すべて阿弥陀如来のおはたらきで浄土に産まれる。

おしらせ

新境内地への参拝と車の乗り入れについてのお願い

Aの門は、通常、車での進入は出来ません。以前よりいつもお寺の前に車が駐車しており、美観を損なうとのご指摘を多数いただいておりました。また、お寺(本堂)の入口は参門(山門)と言って、参詣者(人)のみが、その門をくぐりお寺(本堂)に参拝いたすのが本来の姿であります。景観を守ることと、本来的な意味をふまえ、通常こちらの入口は車止めといたします。徒歩での参詣者や自転車でお越しの参詣者以外は通ることが出来ません。但し、大きな法要やお葬儀の際はこの門を使用いたします。またお身体のご不自由な方が参詣されるときには身障者スペースを設けておりますので、そちらに駐車下さい。

Bの門は、出口専用となります。よってCの門は入口専用となります。これは幼稚園のバスが園児送迎に際し、この二つの門を回遊いたすことから、このように決めさせていただきました。以前はご自由に出入りしていただいておりましたが、バスや参詣された方の車が、正面衝突しそうになったり、どちらかが譲って、お寺の前の道路を行き交う車の通行を妨げたり、また幼稚園のこども達に気づかず、あやうくぶつかりそうになった事例があったからです。大変御面倒をお掛けいたしますが、最初にルールを決めなければ、また事故に繋がってしまう虞れがあります。どうぞご理解の上、ご協力いただきたいと願うことでございます。よろしくお願いいたします。

尚、駐車スペースですが、向かって左側の広いスペースの駐車場と向かって右側のスペースをご利用下さい。こちらのお寺に近い方に身障者スペースを設けますので、お身体のご不自由な方はそのスペースをご利用下さい。出来るだけ近い方にはお年寄りやお身体のご不自由な方優先という思いでいてくださると助かります。自転車置き場は銀杏の木の下辺りに専用スペースをご用意いたしますので、そちらをご利用下さい。

トピックス

アッチカLIVE活動本格化!! 3月・5月・6月・7月

あらたな伝道方法として従兄弟と結成したデュオグループ「アッチカ」の活動が本格化しております。大変有り難いことであります。

去る3月18日、相焼香である江別市眞願寺様にてお彼岸コンサートを開催させていただきました。この度は、曲と曲の間に法話をまじえるという新しい試みにチャレンジいたしました。また来年もよろしくと住職様から有り難いお言葉をいただきました。来年はどんな感じにあるのか今から楽しみです。

5月4日には、倉本 聰さんのお膝元、あの悲別ロマン座を会場に開催された、「桜、満開DESHOW」にお声掛けいただき、演奏して参りました。こちらは一般の方々が対象でひじょうに緊張いたしましたが、とても温かい方々ばかりで、本当に温かい、ホットなステージとなりました。また夏祭りに来てよとお声掛けいただきました。

6月13日には十勝組主催による「広尾線支部第49回研修会」にお声掛けいただき十勝へ行って参りました。会場は親戚寺院の光心寺様で、約150人の前で唄って参りました。十勝でのコンサートははじめてということもあり、こちらも緊張、聞いて下さっている方々も緊張の糸がピーンと張った状態でしたが、唄っていくうちに温かい空気となり、ひじょうに良いステージになりました。

7月6日には、以前よりオファーをいただいていた、旭川市永山の天寧寺様の宗祖降誕会に招かれ、ビッチリ2時間にわたってコンサートを行いました。こちらのお寺はとっても雰囲気のある本堂で、いつかここで唄ってみたいなと思っていたところ、お声掛けいただき、今回実現いたしました。

いずれも、とても温かい聞き手の皆さんに恵まれ、内容のあるコンサートになったと思っています。御法話では伝わりにくいようなことを、曲で感じていただいたり、あるいは詩で感じていただいたりという方法をとって数年経ちますが、少しずつ受け入れられて下さっていることに感謝しております。

そろそろウチのお寺でもやってよという声が大きくなって参りましたので、近いうちに企画したいと考えています。その時にはご門徒の皆さん、どうか来てくださいね。ヨロシクお願いします。

合掌
(住職記)

アッチカの生みの親 佐々木重昭師(常照寺住職)

眞願寺お彼岸Live

いつもサポート戴いてます柴田さん(寶流寺住職)

 

悲別ロマン座Live

 

 

会場となった光心寺様

従兄弟の娘さんとピース!!

本当に美しい本堂です!

 

 

写真

おもしろフォト vol.8

フレーフレー!!(一生懸命何かを説明してるようですが、応援団にしか見えなくて・・・・・)

どうですか?このバランス!

ワシを撮れ、ワシを撮れ、というので、撮ってみたら、「あっちの岩に似てるだろ?」とのこと・・・

たしかに・・・似てる・・・

余裕なのは本人だけです!(お稚児さんデビュー戦)

 

う~ん・・・何かがヘンだ・・・

そういうことだったのか・・・

 
読みもの

「やすらぎ」36号発刊にあたり

02

慈光照護の下、門信徒の皆様におかれましてはご清祥にてお過ごしのこと大慶に存じ上げます。又、日頃より当寺護寺発展の為に並々ならぬご尽力を頂いておりますこと、重ねて御礼申し上げます。

寺報「やすらぎ」第36号を門信徒の皆様のお手元へお送りさせて頂きました。

さて、昨年の報恩講修業の後に、新境内地を塀で囲むことが出来てから、かなりの月日が経過してしまいしたが、諸般の経済状況、諸々の都合等、何度も何度も暗礁に乗り上げかけましたが、総代会と各業社さんとの建設的なお話し合いを重ねさせていただき、この度の安楽寺総合整備計画の最終プランとなります外構工事の内容が6月末に最終決定し、7月初旬より本格的な外構工事を行っております。8月の初旬には全て整った姿となることと思います。ご門徒の皆様には大変長い間、ご心配やご迷惑をお掛けし誠に申し訳ありませんでした。こちらに新境内地の駐車の仕方や出入り等につきまして、図を用い、分かりやすく詳細を記載しておりますので、ご確認の程宜しくお願い致します。

時節は早いもので、もう一年の半分が過ぎお盆をお迎えする季節となりました。昨年より、7月の下旬からご門徒のお宅へお盆参詣させていただいております。今年も、叔父や法務員さんにお手伝いをいただき、8月11日まで全門信徒お盆参詣をさせていただきます。例年通り、12日には役員総会を開催し、お昼頃に役員総出で里塚の安楽寺六角堂へお詣りさせていただきます。13日から16日の午前中まで、納骨堂にお詣りされる皆様と共に先人をお偲びさせていただきます。16日の午後1時よりお盆の締めくくりとして「盂蘭盆会(うらぼんえ)」のお勤めを致します。たくさんの御参詣をお待ちしております。特に、大切な方を亡くされてから初めてのお盆をお迎えされるご遺族の皆様には、大切な御法縁となることと思います。是非とも御参詣いただきますようお願い申し上げます。

何かしら世の中殺伐としております。社会情勢も困難を極め、ますます混迷の世の中に近づいていることと思います。真実とは何か?ということをあらためて考えさせていただけるご縁が、先人を偲ぶ季節、このお盆という大切な仏教週間ではなかろうかと思うことでございます。

先人を偲びながら、ここまでの自分の人生の歩みを振り返り、いただいた命の有様をあらためて見つめてみる。そんなご縁にしてみませんか。きっとそこに真実の光が差し込んでくることと思うことでございます。真実の光とはほとけさまの願いやはたらきのことであります。共々に、このお盆を通して、大切なことに気づかされ、ほとけさまの願いにふれてみる。そんなご縁にいたしましょう。

合 掌

おしらせ

平成26年度当山宗祖親鸞聖人報恩講日程

報恩講とは

宗祖親鸞聖人への報恩のために、毎年、その忌日の六日前から忌日当日までの七昼夜にわたって営まれる仏事で、御正忌ともいう。現在京都のご本山では新暦により一月九日から十六日まで営まれる。北海道は冬になると雪が降ってお詣りが大変ということもあり、夏から秋までの間に勤められるお寺が多い。また、年間の中で一番大きいお寺の行事で、参詣者の数も一番多い行事であります。当寺の日程は毎年九月五日~七日の三日間お勤め致しております。安楽寺のご門徒であるならば、お一人一座は必ずおまいりするよう心がけましょう。

日程

9月5日(金)
正午 おとき(食事)
午後1時30分 初逮夜法要
引き続き 今年度当山門徒物故者追悼法要
終了後 ご法話(2席)
午後5時 おとき(食事)
午後6時 第一初夜
終了後 ご法話(1席)
9月6日(土)
正午 おとき(食事)
午後1時30分 大逮夜法要
終了後 ご法話(2席)
午後5時 おとき(食事)
午後6時 第二初夜(灯火のつどい)
9月7日(日)
午前7時30分 おあさじ(朝のおつとめ)
引き続き ご法話(1席)
終了後 おとき(食事)
午前11時 満日中法要
引き続き 院号伝達式
終了後 ご法話(1席)

布教師 兵庫県高松寺住職 谷川弘顕師

今年の報恩講の布教使様は、兵庫教区神戸湊組高松寺住職谷川弘顕師に御出講いただきます。先生は、住職課程専任講師(布教使の資格を得る課程)、得度習礼所講師(僧侶の資格を得る課程)のほかに教誨師としてご活躍されております。ひじょうに分かりやすく、そして明快に浄土真宗の真髄を解説してくださいます。私共のお寺として、やっとお約束を交わすことが出来、待望のご来寺となります。是非とも多くの方々に先生の御法話を通して、大切なことに気づかされるご勝縁として、この度の報恩講に御参詣下さいますようお願い申し上げます。

読みもの

教え tell me – vol.10 青色青光 黄色黄光

私がアメリカのロサンゼルス別院に奉職していたころ、お寺の近くに小さなジャズバーがあり、そこに初めて行ったときの話です。

店の外観からするに、あまりというか、まず日本人の観光客が訪れることがない様な雰囲気の店で、バーには私ともうひとり、鶏のトサカ頭の暴走族風な兄ちゃんがいて、だいぶできあがっている様子で、突然私に泣きながら話かけてきました。(その時は来たことをものすごく後悔・・・)

「おまえ日本人?おまえ、アメリカの飯はまずいって思ってるんだろ?なぁそうだろ?」

「勘違いするんじゃねーぞ。アメリカの飯が特に不味いんじゃーない!お前の国がものすごく恵まれてるんだよ!なぁそうだろう?」

「ふざけんなよファッキンジャップがぁ。俺だって味噌汁は大好物なんだよ。」

「お前たち日本人は卑怯だ。ずるい。同じ国でこの差はなんだよ糞が。ファッキンジャップ、ファッキン、シット、ミソスープ」

生まれて初めて泣き上戸の外人に出遇い当初は驚かされましたが、間に入ってくれた店員さんから話を聞いてみると、彼は大の日本好きで、普段はこんな乱暴な話し方はしないが久々に店に日本人が来たから仲良くしたかったのでは?とのこと・・・

 酒が抜けたあとで話をしてみたら、見た目に似合わず誠実な人で、この時の事も素直に謝ってくれました。私が近くのお寺でお坊さんをしているということを伝えると、更に驚いた様子で、今度の日曜お寺に彼女と一緒に行ってもいいですか?と言ってくれました。

何年か前に日本に旅行に来たことがあって、そのとき食べたおにぎりと味噌汁が忘れられないのが日本を好きになったきっかけだそうです。

私たちは、ひとりひとりがそれぞれの価値観(考え方)を持って、できるなら間違いをおかさず、人を傷つけず、なるべく正しい行いをしながら生きて行きたいと考えています。しかし、一番正しいと思っている私の考えは、やはり他人から見ればそれは偏見だ!と言われても仕方のないことが度々あります。

青いから美しい、赤だから刺激的、と優劣や善悪の判断を容易にしてしまう私たちには、どうしても自分に都合の良い見方しかできないため、本当に大事なことや大切なことを見つめるチャンスを失っていることが時々あるのかもれません。

ありのままに物事を見ることができない私たちだからこそ、今日もまた手を合わさせていただく生活を送るのかもしれませんね。